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口臭の原因や対策 舌苔のケアの方法

投稿日:2021年1月21日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。

実籾駅から徒歩1分にあるコウノ歯科医院です。

 

毎日マスクをしていますが、自分の口臭が気になることはありませんか?

一時にするとずっと気になってしまうものですね。

今日は口臭の原因と対策についてお話しします。

 

口臭の原因

多くの場合口臭の原因は舌についた汚れです。

皮膚には垢がたまっていきますが、お口の中では舌に垢がたまり

腐敗することで嫌な臭いのもととなってしまいます。

この汚れを舌苔(ぜったい)と呼びます。

口臭の主な原因は硫化水素やメチルメルカプタンという化合物です。

虫歯や歯周病のない健康なお口の中では硫化水素が多く検出されます。

歯周病原菌は硫化水素よりにおいの強いメチルメルカプタンを大量に作り出します。

ニンニクやネギなどを摂取すると、ガスが排出されお口から出てくるので口臭の原因となります。

 

多くの場合の口臭はこれらのようにお口由来(食べ物由来)ですが、

肝臓や腎臓の病気によりお口からにおいが感じられることもあります。

 

口臭の対策

多くの人の口臭は早朝が最も強く、食後に口臭が減り、

昼食前、夕食前にも口臭は強くなります。

朝食を抜いてしまいがちな人は要注意です。

スポーツをしているときなど口がカラカラな状態の時に口臭が気になることがあると思います。

口の中が乾燥していると口臭は強くなります。

また、よく噛まずにお食事される人の舌には多量の舌苔がついてしまいます。

 

規則的な食事やよく噛んで食べることは

唾液の分泌も促進され舌もよく動くことで口臭対策になります。

 

舌苔のお掃除の仕方

多くの口臭の原因である舌苔のお掃除方法を説明します。

舌のお掃除をするためには専用の”舌ブラシ”を使い、歯磨きの前に行います。

まずは舌ブラシを水で濡らし

舌を思い切り前に出します。

思い切り前に出すと山のようにそるので

その頂上から舌の先に向かって一方向に

弱い力(100g以下)でブラシを動かし汚れを落とします。

2~3回繰り返したらブラシをゆすぎ数回繰り返してください。

舌を思い切り突き出すことにより気持ち悪くなる反射が抑えられます。

舌の奥にブラシを当てないようにし、必ず奥から手前に一方向に磨いてください。

舌苔を全部取ろうと強い力で磨いてしまったり、磨きすぎは注意しましょう。

舌を傷つけてしまったり気持ち悪くなってしまいます。

 

適切な治療とケアを

口臭の原因の多くはお口に由来するものですが

治療が必要なものもあります。

舌苔のお掃除はできていても、まず歯周病の治療ができているのが大切ですね。

口臭が気になる場合にはまず歯科で見てもらいましょう。

全身の病気が由来している場合もあるので

においが強い、舌苔のケアをしてもあまり変わらないなどの場合には

内科での診察が必要になる場合もあります。