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歯周病と認知症

投稿日:2020年10月17日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科医師の名倉です。

 

最近、歯周病と認知症の関係について

メディアでよく取り上げられています。

過去のブログでも歯周病が全身の病気とも

関係しているというお話をしたと思いますが、

さらに認知症との関係もわかってきました。

 

アミロイドβという脳で作られるタンパク質が

アルツハイマー型認知症の原因になる

ということがわかっていましたが

脳では

歯周病菌の刺激により

カテプシンBという酵素が増え

アミロイドβの受容体(受け皿)が増える

事がわかりました。

 

アミロイドβは健康な人でも生産されますが通常は排泄されます。

それが異常な大きさのタンパク質ができてしまうと排泄されず

脳に蓄積されてしまいます。

蓄積されていくメカニズムはまだ解明されていませんが

今できることで認知症の予防につながるのならやるしかありません!

 

歯周病は現代の成人では7割の方が罹患していると言われています。

歯周病の予防には歯磨きが一番大切です。

歯周病の原因はプラークの中の細菌です。

プラークは粘着性が高くうがい程度では除去できません。

 

歯磨きの仕方ですが、

まず歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つように

握りましょう(ペングリップといいます)。

これだと力のコントロールや細かな動きがしやすいためです。

一日3回毎食後、

歯だけではなく歯と歯茎の間もしっかりと細かく

歯ブラシの毛先が曲がらないように

軽い力で歯ブラシを動かしましょう。

一日のうちの1回だけでも丁寧に時間をかけて行いましょう。

 

お口の中の状態や歯並びも一人ひとり違います。

自分にあった歯磨きの仕方の指導を受け毎日しっかり歯磨きをし、

さらに定期的に歯科医院でクリーニングとチェックができると理想的です。

歯周病の予防をして、他の病気の予防にもつなげましょう。